一人暮らしの食費の平均と目安|自炊と外食の割合

自炊・食費

一人暮らしをしていると、毎月の食費が多いのか少ないのか、自分の使い方が世間の平均と比べてどうなのかが気になります。家賃や光熱費は金額が決まっていて動かしにくい一方、食費は自分の選び方でいくらでも増減するぶん、基準が分からないと抑えるべきか今のままでよいか判断できません。財布から出ていく感覚はあっても、その額が普通なのかどうかがつかめないままの方は多いはずです。

とはいえ、食費は自炊が中心か外食が中心かで大きく変わり、誰にでも当てはまる一律の正解はありません。同じ一人暮らしでも、自炊派と外食派では月に数万円の差がつくこともあります。だからこそ、おおよその平均や目安を先に知っておくと、自分の食費が高いのか妥当なのかを見分ける手がかりになります。

この記事では、一人暮らしの食費の平均額から、食費が高くなる原因、平均に近づけるコツ、そして抑えすぎないための考え方までをまとめました。まずは自分の食費が目安のどのあたりにあるかを確かめ、家計を整える参考にしてください。

一人暮らしの食費の平均

まずは、一人暮らしの食費のおおよその平均を知っておきます。目安の数字が頭に入っていると、自分の食費と並べて多いか少ないかを判断できます。ここでは、食費の平均額と、それが自炊か外食かでどう動くかを見ていきます。

一人暮らしの食費は月3〜4万円が目安

一人暮らしの食費は、月3〜4万円ほどが一つの目安になります。自炊を中心にすればこの水準より抑えられ、外食や中食が多いと目安を上回っていきます。1日あたりに直すと1,000〜1,300円ほどで、朝を軽く済ませて昼と夜にかける、といった配分をイメージすると自分の使い方と比べやすくなります。

次の表を参考に、自分の食費が目安に対してどのあたりに位置するかを確かめてみてください。自炊中心なら2〜3万円、自炊と外食が半々で3〜4万円、外食中心だと5万円を超えてきます。目安より大きく高い場合は、後で挙げる原因のどれかに当てはまっていることが多く、見直しの余地があります。

食生活 食費の目安
自炊が中心 2〜3万円
自炊と外食が半々 3〜4万円
外食が中心 5万円以上

自炊か外食かで大きく変わる

食費は、自炊と外食のどちらが中心かで大きく変わります。自炊なら米や野菜、肉といった食材費だけで一食が済むのに対し、外食は食材の原価に加えて人件費や店の家賃が上乗せされるため、一食あたりの単価が二倍から三倍になります。同じ「一食」でも中身の内訳がまったく違うのが、食費が人によって開く理由です。

たとえば昼を毎日ワンコインの外食にすると、それだけで月に1万5千円前後がかかります。同じ昼を自炊の弁当に替えれば、食材費は半分以下に収まる計算です。自分の食生活が自炊寄りか外食寄りかを一度振り返り、どちらに偏っているかを踏まえて食費を見てみてください。

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収入に対する食費の割合で見る

食費は、金額そのものだけでなく、収入に対する割合で見ると自分に合った基準がつかめます。一般に手取りの15%前後が食費の一つの目安とされ、これを大きく超えていると使いすぎのサインです。手取り20万円なら3万円前後、25万円なら3〜4万円あたりが、無理のない範囲の目安になります。

同じ3万円でも、手取りが多い人には余裕のある額でも、少ない人には家計を圧迫する額になります。だからこそ、他人の平均額をそのまま当てはめるより、自分の手取りに対する割合で見るほうが実態に合います。まずは直近の手取りに対して食費が何%を占めているかを計算し、15%を大きく超えていないかを確かめてみてください。

食費が高くなる原因

食費が目安より高いと感じたら、まずどこにお金が流れているかを探ります。原因が分かると、やみくもに我慢するのではなく、効く一手を選んで見直せます。ここでは、一人暮らしで食費が高くなりやすい三つの原因を見ていきます。

外食や中食が多いと食費が上がる

外食や、弁当・惣菜といった中食が多いと、食費は上がりやすくなります。前に触れたとおり外食は一食の単価が自炊の二〜三倍になり、コンビニやスーパーの惣菜も、手軽なぶん食材から作るより割高だからです。仕事で疲れて帰った日に「今日は買って済ませよう」が続くと、その積み重ねが月末の食費に表れます。

たとえば週に3回、夜を外食や惣菜で済ませると、自炊の日に比べて月1万円前後が上乗せされる計算になります。すべてをやめる必要はなく、まずは自分が週に何回外食や中食に頼っているかを数えてみてください。回数が把握できれば、そのうちの一部を自炊に振り替えるだけでも食費は目に見えて下がります。

少量の買い物は割高になりやすい

こまめに少量ずつ買う習慣は、単価が割高になりがちです。同じ商品でも、少量パックより大容量やまとめ売りのほうが1つあたりの値段は安く設定されているため、その都度必要な分だけ買うと合計では高くつきます。一人暮らしだと使い切れないからと小さいパックを選びがちですが、それが割高につながっています。

たとえば野菜や肉を大きめのパックで買い、使う分だけ調理して残りを冷凍すれば、少量ずつ買い足すより単価を抑えられます。一回の買い物では数十円の差でも、毎回積み重なれば月では大きな差です。使い切れずに捨ててしまうのが不安な人ほど、まとめ買いと冷凍の組み合わせで割高な買い方を減らしてみてください。

買い物の頻度が多いと出費が増える

買い物に行く頻度が多いことも、食費が上がる原因になります。店に足を運ぶたびに、目当ての物以外に「これも安いから」「ついでに」と予定外の物をかごに入れてしまい、その衝動買いが出費を押し上げるからです。回数が増えるほど、この余計な買い物の機会も比例して増えていきます。

たとえば毎日立ち寄る人と、週2回にまとめる人とでは、同じ食生活でも後者のほうが余計な出費を抑えられます。買い物の前に冷蔵庫の中身を確認し、必要な物をメモしてから出かけると、予定外の買い足しを減らせます。まずは行く回数を週2〜3回にまとめ、一回で買う物を決めておくことから始めてみてください。

食費を平均に近づけるコツ

食費が高いと感じたら、原因に応じた工夫を取り入れます。極端に切り詰めるのではなく、無理のない範囲で少しずつ下げていくのが続けるコツです。ここでは、食費を平均に近づける三つの方法を見ていきます。

自炊の割合を増やす

食費を下げる一番の基本は、自炊の割合を増やすことです。外食を自炊に置き換えるだけで、一食あたりの費用は半分以下に抑えられます。毎食を自炊にしなくても、外食していた回数を減らして自炊に振り替えるほど、その差が食費に効いてきます。まずは無理なく作れる回数から増やすのが長続きのコツです。

たとえば平日の昼を弁当に替える、休日にまとめて作り置きしておくといった形なら、料理に慣れていなくても取り入れやすくなります。ご飯を多めに炊いて冷凍しておく、簡単な丼物や麺類から始めるなど、手間の少ないものから広げていくと挫折しにくいです。自分の生活で続けられそうな場面を一つ選び、そこから自炊を増やして食費を平均に近づけてみてください。

まとめ買いで単価を下げる

食材は、まとめ買いをすると1つあたりの単価を下げられます。特売のタイミングで肉や野菜をまとめて買い、使う分ずつ小分けにして冷凍しておけば、その都度買うより安く、しかも買い物の回数も減らせます。単価を下げる工夫と、買い物頻度を減らす工夫を同時にかなえられるのがまとめ買いの利点です。

一人暮らしで使い切れるか不安なときは、買った日に小分けして冷凍し、作り置きと組み合わせると無駄が出にくくなります。鶏肉を数日分まとめて買って下味をつけて冷凍する、野菜を切って保存するといった一手間で、食材を最後まで使い切れます。特売日を把握して買う日をまとめ、冷凍と作り置きをセットで取り入れて、食材の単価を下げてみてください。

予算を決めて使いすぎを防ぐ

食費に月ごとの予算を決めておくと、使いすぎに歯止めがかかります。上限が決まっていると、外食するときや買い物のときに「今月はあといくら使えるか」を自然と意識でき、無自覚な出費が減るからです。目安の3〜4万円を基準に、自分の手取りと相談して現実的な額を設定します。

たとえば月3万円と決めたら、週ごとに7,500円ずつと分けておくと、月の途中で使いすぎに気づきやすくなります。予算が残り少なくなってきたら外食を自炊に切り替える、といった判断もしやすくなります。財布を分ける、家計簿アプリで記録するなど自分に合う方法で、まずは月の食費に上限を決めて、その範囲で収める練習から始めてみてください。

食費を抑えすぎない考え方

食費は下げることばかりに気を取られると、かえって別の問題を招きます。健康や続けやすさとのバランスを取ることが、長い目で見た家計の安定につながります。ここでは、食費を抑えすぎないための考え方を見ていきます。

削りすぎると栄養が偏る

食費を削りすぎると、栄養が偏りやすくなります。安く空腹を満たせる炭水化物、たとえばパンや麺、白米ばかりに頼ると、たんぱく質やビタミン、食物繊維が不足し、体調を崩す原因になります。食費を切り詰めた結果、体調を崩して医療費や欠勤につながっては、かえって高くつきます。

節約と健康は両立できます。卵や豆腐、鶏むね肉、旬の野菜、冷凍野菜など、安くて栄養のある食材を選べば、費用を抑えながらバランスも保てます。「一番安いもの」ではなく「安くて栄養のあるもの」を基準に選ぶのがコツです。値段だけで食材を決めず、健康を保てる範囲で食費を抑えることを心がけてみてください。

無理なく続く範囲に抑える

食費の節約は、無理をすると長続きしません。最初の意気込みで極端に切り詰めると、我慢が続かず、反動でまとめて外食したりまとめ買いしたりして、結局は元通りになりがちです。一時的に大きく下げるより、少し下げた水準を毎月続けるほうが、年単位で見れば確実に効果が出ます。

たとえば「外食を完全にやめる」ではなく「週2回までにする」、「毎食自炊」ではなく「昼だけ自炊」といった、続けられる線に設定するのがコツです。楽しみの外食まで我慢すると、節約そのものが苦しくなって挫折します。自分がストレスなく続けられる範囲を見極め、そこで食費のバランスを保つことを目指してみてください。

まとめ

一人暮らしの食費は、月3〜4万円が一つの目安で、自炊が中心か外食が中心かで大きく変わります。金額だけでなく手取りの15%前後という割合で見ると、自分に合った基準がつかめます。食費が目安より高くなる主な原因は、外食や中食の多さ、少量ずつの割高な買い物、そして買い物頻度の多さによる衝動買いです。

平均に近づけるには、自炊の割合を増やし、まとめ買いで食材の単価を下げ、月の予算を決めて使いすぎを防ぐのが基本です。ただし削りすぎは栄養の偏りを招くため、安くて栄養のある食材を選び、無理なく続く範囲に抑えることが欠かせません。まずは自分の食費を目安と比べ、どの原因に当てはまるかを確かめるところから始めてみてください。

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