一人暮らしの洗濯機の選び方|サイズと種類

家電・家具

洗濯機は毎日使う家電でありながら、容量も種類も幅が広く、どれを選べばいいか迷いやすい家電です。小さすぎるとまとめ洗いができず、大きすぎると置き場所に収まらないこともあります。

とはいえ、縦型とドラム式の違いや必要な容量は、実際に使う場面を思い浮かべないと判断がつきにくいものです。洗濯を毎日するか、週末にまとめるかでも、選ぶ基準は変わってきます。

この記事では、洗う頻度に合わせた容量の目安から、設置で確認すること、縦型とドラム式の違いや機能、入手方法までをまとめました。自分の洗濯スタイルをイメージしながら読み進めてみてください。

一人暮らしに必要な洗濯機の容量

洗濯機選びは、まず自分に必要な容量を見積もるところから始まります。ここを決めておくと、種類や機能を比べるときも候補を絞りやすくなります。ここでは、容量を左右する要素を見ていきます。

必要な容量は洗う頻度で変わる

必要な容量は、洗濯の頻度でおおよそ決まります。1人が1日に出す洗濯物はおよそ1.5kgとされ、毎日洗うか数日ためてから洗うかで、必要な大きさが変わってきます。毎日洗うなら4〜5kg、2〜3日に1回なら5〜6kg、週末にまとめて洗うなら6kg以上が使いやすい範囲です。ためる日数が増えるほど1回に回す量が積み上がるため、週末にまとめる方ほど大きめを見ておくと足ります。タオルやシーツをまとめて洗う日があるなら、その分も上乗せして考えてください。詰め込みすぎると衣類が動かず汚れが落ちにくくなるので、容量の8割ほどで回せる大きさが快適です。次の表を目安に、自分の洗い方に近い容量から候補を絞ってみてください。

洗い方 容量の目安
毎日洗う 4〜5kg
2〜3日に1回 5〜6kg
週末にまとめ洗い 6kg以上

毛布を洗うなら大きめを選ぶ

毛布や厚手の衣類を自宅で洗いたい方は、少し大きめの容量を選んでおくと安心です。容量に余裕がないと、かさばる洗濯物が洗えず、そのつどコインランドリーに持ち込むことになります。冬用の毛布はシングルでも洗うのに5〜6kg以上が目安とされ、洗える上限は製品ごとに決まっています。掛け布団やこたつ布団まで洗いたいなら、7kg以上を見ておくと入り切ります。カタログには「毛布○kgまで」と洗える寝具の目安が書かれているので、そこを見て判断してください。ふだん自宅で洗いたい寝具があるかを思い浮かべ、それが入る容量を選んでみてください。毛布を洗う頻度が年に数回なら、無理に大型化せず、コインランドリーと使い分ける手もあります。

容量が小さいと洗濯回数が増える

本体を小さく抑えると置き場所には収まりますが、一度に洗える量が減ります。容量が足りないと洗濯の回数が増え、その分だけ手間と水道代・電気代がかさみます。4kgで足りない量を2回に分けて洗えば、水も電気も洗剤もおよそ2回分かかる計算です。回数が増えれば干す手間や洗濯機を回す時間も積み上がり、平日の負担になりがちです。置き場所のサイズと洗える量のバランスを見て、無理のない容量を選ぶことが欠かせません。狭い置き場でも、縦に伸ばした細身のモデルなら容量を確保できることがあります。ふだんの洗濯物の量を思い浮かべ、回数が増えすぎない容量を選びましょう。

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洗濯機の設置で確認すること

容量の見当がついたら、置き場所に無理なく設置できるかを確認します。洗濯機は給排水の接続があるため、設置の確認は冷蔵庫以上に欠かせません。ここでは、設置前に確かめておきたい点を見ていきます。

防水パンの内寸は本体より広く取る

洗濯機を置く防水パンは、本体の底面より内寸が広い必要があります。パンの内側の縦横の寸法を測り、本体の脚がすべて収まるかを先に確かめておくことが欠かせません。パンより本体が大きいとそもそも置けず、買い直しになってしまいます。防水パンには外寸500mmや600mmといった規格があり、内寸はそれより一回り狭い点に注意してください。本体の四隅の脚がパンの縁に乗ってしまうと水平が取れず、脱水時の揺れや音の原因になります。かさ上げ台を使う場合は、その分の余白も見込んで測ります。防水パンがある物件では、その内寸を測ってから本体のサイズを選んでみてください。

蛇口の高さはドラム式で干渉しやすい

給水に使う蛇口の高さも、設置前に確認しておきます。とくにドラム式は本体が高く、蛇口の位置が低いと本体の上ふたや給水ホースの接続部が当たることがあります。目安として、床から蛇口までの高さが本体の高さより10cm以上あると、ホースをつなぐ余裕が生まれます。蛇口が低い場合は、位置を上げる上部給水栓への交換や、L字型の接続部品で回避できることもあります。カタログには本体の高さと給水口の位置が載っているので、蛇口の高さと照らし合わせて確かめてください。低い位置に蛇口がある物件では、本体の高さが収まる縦型やコンパクトなモデルを選びましょう。賃貸で蛇口を交換するなら、事前に管理会社へ相談しておくと安心です。

搬入経路の幅を玄関から測る

本体が置き場所に収まっても、そこまで運び込めなければ設置できません。玄関のドア、廊下の曲がり角、洗面所の入口の幅を一つずつ測っておきます。本体の幅や奥行きに対して、経路の最も狭い場所が数cmでも足りないと通せません。運び入れるときは梱包や作業員の手が入る分も要るため、本体の寸法ちょうどでなく、左右に数cmの余裕を見てください。エレベーターのない建物では、階段の踊り場で本体の向きを変えられるかも確認しておきます。ドラム式は奥行きが大きく玄関で引っかかりやすいので、とくに注意が必要です。搬入経路の幅を玄関から設置場所まで測り、運び込めるかを買う前に判断してください。

排水口の位置で設置の向きが決まる

洗濯機の下や横には排水口があり、その位置によって設置の向きや必要なホースの長さが変わります。排水口が本体の真下に来る場合は、ホースを通す隙間を作るためにかさ上げの台が必要になることもあります。排水口が右にあるか左にあるかで、防水パンに置いたときの本体の向きも決まってきます。真下排水のタイプは設置後にホースを差し込みにくいため、置く前に接続を済ませる段取りが要ります。排水口の位置を無視して置くと、ホースが折れて水が流れず、水漏れの原因になりかねません。設置場所の排水口が本体のどの位置に来るかを先に確認し、その位置を踏まえて本体の向きや必要な部材を準備しておきましょう。

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縦型とドラム式の違い

容量と設置の見当がついたら、縦型とドラム式のどちらにするかを決めます。両者は洗浄の仕組みも価格も異なり、向いている使い方が変わります。ここでは、それぞれの特徴を見ていきます。

縦型は本体が安く洗浄力が高い

縦型は本体価格が抑えられ、たっぷりの水と水流でもみ洗いするため、泥汚れや皮脂汚れの落ちに強いのが特徴です。設置面積も比較的小さく、一人暮らしでは主流の選択肢になっています。本体価格は3万円前後から選べるモデルが多く、初期費用を抑えたい方に向きます。乾燥機能は付いていても送風による簡易乾燥が多く、しっかり乾かす用途には物足りない場合があります。水を多く使うぶん、ドラム式に比べて水道代はやや高くなりがちです。汚れ落ちとコストを重視し、乾燥は部屋干しや浴室乾燥で補える方には縦型が向いています。まず洗浄力と価格を優先したいなら、縦型から候補を絞ると選びやすくなります。

ドラム式は乾燥に強く水道代を抑えやすい

ドラム式は少ない水で衣類を上から落として洗うため水道代を抑えやすく、乾燥性能が高いのが強みです。洗濯から乾燥まで一台で済ませたい方や、部屋干しの手間をなくしたい方に向いています。ヒートポンプ式の乾燥なら衣類が縮みにくく、電気代も抑えられます。本体価格は10万円を超えるものが多く奥行きも大きいため、設置スペースと予算に余裕が必要です。ドアが手前に開くので、前方に扉を開けられる空間も要ります。乾燥まで毎回使うかどうかを基準に、縦型とドラム式のどちらが暮らしに合うかを決めてみてください。次の表で、価格帯や得意なことの違いを見比べておきましょう。

項目 縦型 ドラム式
本体価格の目安 3〜7万円 10〜20万円
洗浄力 もみ洗いで強い 水は少なめ
乾燥性能 簡易的 高い
水道代 やや高い 抑えやすい
設置スペース 小さめ 奥行きが大きい

洗濯機の使い勝手に関わる機能

種類が絞れたら、日々の使い勝手を左右する機能を確認します。集合住宅では音の問題も出やすいため、機能面のチェックが欠かせません。ここでは、押さえておきたい機能を見ていきます。

乾燥機能で部屋干しの手間が減る

乾燥機能があると、天気や時間帯を気にせず洗濯物を乾かせます。部屋干しのスペースや干す手間を減らせるため、忙しい方や日当たりの悪い部屋に住む方に役立ちます。乾燥には大きく分けて、送風で乾かす簡易乾燥と、熱で乾かすヒーター乾燥があり、乾き方に差が出ます。簡易乾燥は生乾きになりやすく、しっかり乾かしたいならヒーター式やヒートポンプ式が向きます。ただし乾燥を頻繁に使うと電気代が上がるため、使う頻度も踏まえて選んでください。梅雨や花粉の時期だけ使うのか、毎日使うのかで、必要な性能は変わります。乾燥をどれくらい使うかを思い浮かべて、必要な乾燥機能を選んでみてください。

静音性は集合住宅の夜洗濯で効く

集合住宅では、洗濯機の運転音が近隣への配慮に直結します。夜間や早朝に洗濯することが多い方は、カタログの運転音(dB)を見て、運転音の小さいモデルを選ぶと安心できます。運転音は40dB前後だと図書館並みに小さく、50dBを超えると音が気になり始める目安です。とくに脱水時は回転数が上がって音が響きやすいため、洗いと脱水それぞれの数値を見比べておくと後悔しにくくなります。インバーター搭載のモデルはモーターの音や振動が抑えられ、夜洗濯でも使いやすい傾向があります。床に防振マットを敷くだけでも、階下への振動を減らせます。自分が洗濯する時間帯を思い浮かべ、運転音が気にならないモデルを選びましょう。

予約タイマーで帰宅に合わせて洗える

予約タイマーがあると、洗い上がりの時間を生活リズムに合わせられます。帰宅時間に合わせて洗い上がるよう設定すれば、洗濯物をすぐ干せて生乾きのにおいを防げます。朝の出発前に夜のぶんを予約しておけば、帰宅後すぐに干す段取りも組めます。電気代の安い夜間に洗うよう時間をずらす使い方もできます。予約には「○時間後」に設定するタイプと、「○時に仕上がり」を指定するタイプがあり、後者のほうが生活時間に合わせやすいです。ただし洗濯物を長時間入れっぱなしにすると、においやシワの原因になる点には注意してください。自分の生活時間に合う予約機能があるかを見て選んでみてください。

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一人暮らしの洗濯機の入手方法

機種の条件が固まったら、どう手に入れるかを考えます。新品・中古・レンタルにはそれぞれ向いている場合があり、住む期間や予算で選び方が変わります。ここでは、入手方法ごとの向き不向きを見ていきます。

新品は保証と省エネ性能で選ぶ

長く同じ部屋に住む見込みなら、新品を選ぶと省エネ性能と保証の両面で安心できます。新しいモデルほど消費電力や使う水の量が抑えられ、水道代・電気代の安さと故障時の保証を含めると、購入後の負担を抑えやすいためです。多くのメーカーは1年のメーカー保証を付け、家電量販店では有料で5年ほどの長期保証を追加できます。新生活商戦の1〜3月や店舗の決算期は、新品でも価格が下がりやすい時期です。型落ちの前年モデルは性能が近いまま安くなることも多く、狙い目になります。急がない場合は、こうした時期や型落ちに合わせて条件のよい新品を選んでみてください。設置と古い洗濯機の引き取りをまとめて頼めるかも、購入前に確認しておくと手間が省けます。

中古は製造年と状態を確かめて買う

初期費用を抑えたい方には、中古やリユース品も選択肢になります。ただし製造年が古いと消費電力や使う水の量が大きく、毎月の電気代・水道代で差が出るため、製造から何年経っているかを確認してから選ぶことが欠かせません。目安として、製造から5年以内のものを選ぶと省エネ性能の面でも安心です。あわせて、保証の有無や動作確認済みかどうかも見ておきましょう。給水や脱水、排水に不具合がないか、槽の内側にカビや汚れが残っていないかも確かめたい点です。リサイクルショップでは短期の保証が付くこともあり、個人売買より安心して買えます。年数と状態、保証の3つを確かめたうえで、納得できるものを選んでください。

レンタルは短期の入居に向く

数年で引っ越す予定がある方や、まとまった出費を避けたい方には家電レンタルが向きます。月額で使えるため初期費用を抑えられ、不要になったら返却できる手軽さもあります。設置や故障時の対応をサービス側が引き受けてくれる場合も多く、家電に詳しくなくても使い始めやすいのが利点です。冷蔵庫や電子レンジとまとめて借りれば、引っ越し時にそろえる手間も省けます。ただ、長く使い続けるとレンタル総額が購入額を上回ることもあります。契約期間の縛りや、途中解約時の費用も確認しておきたい点です。住む期間を基準に、購入とレンタルのどちらが総額で得になるかを比べてみてください。

【無料】洗濯機をレンタルで用意する
洗濯機や冷蔵庫などをまとめて月額で借りられます。
※ここに家電レンタル・サブスクサービスのアフィリリンクを差し込む(購入者が自分のIDに差し替え)

まとめ

一人暮らしの洗濯機は、洗う頻度から必要な容量を見積もるところから選び始めます。容量の目安は、毎日洗うなら4〜5kg、まとめ洗いなら6kg以上が使いやすい範囲です。

設置では防水パンの内寸や蛇口の高さ、搬入経路や排水口の位置を確認しておきましょう。縦型は本体が安く洗浄力が高く、ドラム式は乾燥に強く水道代を抑えやすいという違いがあります。入手方法は住む期間で判断し、まずは防水パンの内寸を測るところから始めてみてください。

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