新生活で家電を一度に揃えると、まとまった出費になりやすいものです。冷蔵庫・洗濯機・電子レンジをそれぞれ単品で買うと、気づけば予算を超えていたということも起こります。
とはいえ、安さだけを追うと、必要な機能や設置サイズが合わず買い直しになりかねません。まとめ買い・中古・レンタルには、それぞれ向いている人と注意点があります。
この記事では、家電セットや型落ちの狙い方から、中古で確認すること、レンタルが向く場合、揃えるときの優先順位までをまとめました。自分の予算と住む期間をイメージしながら読み進めてみてください。
家電をまとめて安く揃える方法
家電をまとめて揃えるなら、単品ではなく買い方や時期を工夫すると費用を抑えられます。同じ家電でも、売り方や時期で総額は変わってきます。ここでは、安く揃える方法を見ていきます。
家電セットは単品より割安になる
一人暮らしの家電セットは、冷蔵庫・洗濯機・電子レンジの3点を基本に、炊飯器や電子ケトルを加えた4点や5点で売られています。個別に買うより1〜2割ほど割安に設定されていることが多く、搬入や設置の日程も一度で済むため、入居に合わせてまとめて揃えたい方に向いています。
ただし、セットに含まれる冷蔵庫の容量や洗濯機の種類が自分の使い方に合うかは確認が必要です。容量が小さすぎて自炊に足りなかったり、逆に使わない機能に費用を払っていたりすると、割安さは薄れます。次の表でおおまかな費用の傾向をつかみ、セット内容と単品購入の合計を並べて比べてから決めてみてください。
| 揃え方 | 費用の傾向 | 特徴 |
|---|---|---|
| 新品セット | 中 | まとめ買いで割安・保証あり |
| 型落ち・アウトレット | 安い | 性能十分・在庫限り |
| 中古・リユース | 最も安い | 状態確認が必要 |
| レンタル | 初期費用が低い | 長期は割高になりうる |
型落ちやアウトレットは性能そのままで安い
新品にこだわるなら、前年モデルの型落ちやアウトレット品を狙うと費用を抑えられます。最新モデルでなくても、冷やす・洗う・温めるといった一人暮らしの基本的な用途では、性能に大きな差が出ないことが多いためです。
型落ちは新モデルが出る前後に値下がりし、展示品や箱に傷のあるアウトレットは機能がほぼ同じでも1割前後安くなります。狙うなら、家電量販店の在庫処分コーナーやメーカーの公式アウトレットを見比べるのが早道です。ただし在庫限りで色や型番を選べないことも多いため、急がない家電から順に探し、同じ性能を安く手に入れてみてください。
新生活商戦や決算期は価格が下がる
家電が安くなりやすいのは、新生活商戦が本格化する1〜3月と、多くの家電量販店が決算を迎える3月や9月です。この時期は各社が値引きやセット割引、ポイント還元を打ち出すため、まとめ買いの好機になります。
逆に、需要が集中する3月下旬から4月上旬の入居直前は、配送が混み合って希望日に届かないこともあります。夏や秋のボーナス時期にも季節ものを中心にセールが組まれるため、狙う家電によって買い時は変わります。時期を選べるなら、値下がりが始まる頃に狙いを定めつつ、配送の予約は早めに入れておくと安心です。急がない家電は、価格が下がるタイミングに合わせて揃えてみてください。

中古やリユースで揃えるときに確認すること
費用をさらに抑えたいなら、中古やリユース品も選択肢になります。ただし状態の見極めが必要で、確認を怠ると割高な買い物になりかねません。ここでは、中古で確認したい点を見ていきます。
製造年が古いと電気代がかさむ
中古の冷蔵庫や洗濯機を選ぶときは、まず本体に貼られた製造年を確認します。製造から年数が経った家電は消費電力が大きく、本体価格が安くても、毎月の電気代で差が広がっていくことがあるためです。
冷蔵庫の省エネ性能はこの10年ほどで大きく進んでおり、極端に古い型は本体の安さ以上に電気代がかさむ場合があります。目安として製造から5年以内を一つの線にし、本体に記載の年間消費電力量もあわせて確かめてください。同じ容量でも新しい型ほど電気代は下がる傾向があるため、本体価格だけでなく、数年使ったときの電気代まで含めた総額で判断してみてください。
搬入経路と送料で総額が変わる
冷蔵庫や洗濯機は大きく重いため、本体価格だけでなく搬入経路と送料も総額に関わります。ネットで安く見つけても、配送料や設置料が上乗せされると、店頭で買うのと変わらない金額になることがあります。
玄関や廊下、階段の幅を測っておかないと、届いてから部屋に入らず受け取れない事態も起こります。とくにエレベーターのない建物の上階では、階段を使う分の追加料金がかかることもあります。近距離のリサイクルショップで直接受け取ったり、自分の車で運べる小型家電に絞ったりすると送料を抑えられます。搬入経路の幅と設置場所のスペースを先に測り、送料まで含めた総額で比べてみてください。

保証がないと故障時に自己負担になる
中古の家電を選ぶときは、保証が付くかどうかを確認します。保証がないと、届いてすぐ動かなかったり数日で壊れたりしても、修理や買い直しがすべて自己負担になるためです。
個人間のフリマアプリでは保証が付かないことがほとんどですが、リサイクルショップの中古品には、1週間から数か月ほど初期不良に対応する保証が付くことがあります。保証の有無と期間、どこまでが対象になるかを購入前に確かめておくと安心です。冷蔵庫や洗濯機のように壊れると生活が止まる家電ほど、この確認は欠かせません。多少高くても、万一の故障に備えられる保証付きの中古を選んでみてください。
家電レンタルが向く場合
家電は買うだけでなく、借りるという選び方もあります。住む期間や初期費用の考え方によっては、レンタルのほうが負担を抑えられます。ここでは、レンタルが向く場合を見ていきます。
短期の入居や初期費用を抑えたいなら向く
家電レンタルは、月額の料金で冷蔵庫や洗濯機を使える仕組みです。数年で引っ越す予定がある方や、入居時のまとまった出費をできるだけ抑えたい方に向いています。
購入と違って初期にかかるお金が少なく、不要になったら返却できるため、退去時に家電の処分費用や運び出しに悩まずに済むのも利点です。単身赴任や進学で住む期間があらかじめ決まっている場合は、買い切るより身軽に暮らせます。故障時の修理もサービス側が対応してくれることが多く、家電に詳しくなくても使い続けられます。自分の住む期間と初期費用にかけられる余裕を書き出し、購入した場合の総額と比べてみてください。
【無料】家電をまとめてレンタルで揃える
冷蔵庫・洗濯機・電子レンジなどをセットで借りられます。
※ここに家電レンタル・サブスクサービスのアフィリリンクを差し込む(購入者が自分のIDに差し替え)
住む期間が長いと購入のほうが安い
レンタルは手軽な一方、長く使い続けると月額の合計が購入額を上回ることがあります。数年以上同じ部屋に住む見込みなら、最初にまとめて買ったほうが割安になりやすいです。
判断の基準になるのは、住む期間です。たとえば冷蔵庫を数年借り続けると、月額の合計が同等の新品を一度買う金額に近づいていきます。短期ならレンタル、長期なら購入というように、使う年数で総額を並べて比べると無駄がありません。契約期間の途中で解約すると違約金がかかる場合もあるため、返却時の送料や解約の条件も確認したうえで、住む期間を基準に購入かレンタルかを決めてみてください。

まとめて揃えるときの優先順位
一度にすべてを揃えようとすると出費が重なるため、優先順位をつけると負担を抑えられます。生活に欠かせない家電から順に揃えるのがコツです。ここでは、揃える順番の考え方を見ていきます。
冷蔵庫・洗濯機・電子レンジをまず揃える
一人暮らしでまず必要になるのは、冷蔵庫・洗濯機・電子レンジの3点です。食材の保存、洗濯、温め直しは入居した初日から使うため、引っ越しのタイミングに合わせて先に用意しておきます。
この3点はセットでも売られており、まとめて揃えると単品より費用を抑えられます。冷蔵庫は自炊の頻度に合わせた容量、洗濯機は干す場所や洗う頻度に合わせた容量を選ぶと、後から買い直さずに済みます。電子レンジも、温め中心か調理まで使うかで選ぶ機種が変わります。まずは生活に直結するこの3点を確保して暮らしの土台を整え、それからほかの家電を足していってみてください。
掃除機や炊飯器は後から足せる
掃除機や炊飯器は、入居してすぐになくても生活を始められます。掃除は使い捨てのフロアワイパーで、ご飯は電子レンジ用の炊飯容器で、当面は代用できるためです。
最初にすべてを揃えようとすると出費が一度に重なりますが、暮らしながら必要性を感じたものを後から足していけば、使わない家電を抱え込まずに済みます。炊飯器はご飯を炊く頻度が高いとわかってから、掃除機は部屋の広さや床材に合わせて選ぶと失敗が減ります。ドライヤーやトースターも、生活リズムが固まってから必要な分だけ足せば十分です。すぐ要る家電と後回しにできる家電を分けて、順番に揃えてみてください。
予算は毎日使う家電に厚く配分する
限られた予算は、使う頻度の高い家電に厚く配分すると満足度が上がります。毎日開け閉めする冷蔵庫や、こまめに回す洗濯機は、多少費用をかけても静音性や使い勝手のよいものを選ぶ価値があります。
一方、たまにしか使わない家電は、価格を抑えたモデルでも不便を感じにくいものです。来客時しか使わない調理家電や季節ものは、必要になってから安いもので足しても間に合います。全体の予算をまず毎日使う家電に割り当て、残りで使用頻度の低い家電をそろえると、限られたお金でも満足度の高い配分になります。手持ちの予算を家電ごとの使用頻度で振り分け、毎日使うものから順に良いものを選んでみてください。
まとめ
一人暮らしの家電を安く揃えるには、家電セットや型落ち、新生活商戦や決算期を活用して費用を抑えるのが基本です。同じ性能でも、買い方や時期を選ぶだけで総額は変わります。
中古を選ぶときは製造年と搬入・送料を確認し、レンタルは住む期間で購入と比べましょう。揃える順番は冷蔵庫・洗濯機・電子レンジを優先し、掃除機などは後から足すと無駄がありません。まずは予算と住む期間を整理するところから始めてみてください。


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